多忙な夏休み

松原です。
 夏休みというのは,暑さで能率が落ちるので教育機関が休むということだと思うのですが,授業は休みでも,その他の仕事はそれほど減ってはいません。僕たちの研究室が,暑さを研究対象にしているテーマが多いことも大きな原因ではありますが,そうでなくても,夏休みだからと学会の委員会があったり,非常勤講師の先生の集中講義が設定されたりしています。先週の前半は,「生活経営学概論」(黒光先生,鹿児島大学),中盤は「人間環境工学」(飛田先生,大阪府立大学)のため,各先生が来訪され,教員としてもいろいろとお話ができてよかったです。23日は京都府温暖化対策プラン検討委員会の2回目が開催されました。座長という役回りなので,それなりに神経を使います。予定通りでなかったのは,21日の梅徑地区における打ち水です。現地に到着した14時半には土砂降りで,到着するなり,「本日は中止です」と学生祭典実行委員会の方にいわれて,軒先で30分ほど雨宿りをしてから大学に戻りました。
 少し遡りますが,8月15日の京都新聞のコラム「現代のことば」では,「エアコンと人間の感性」という短い文章が掲載されました。冷房技術の歴史を紹介して,その恩恵と,依存しないメリットについて感想を述べたものです。冷房のメリットを強調しすぎであるというような批判があるかも知れないと思っていたのですが,現在のところ,特に反響はありません。次回は10月頃になろうかと思います。


「写真の解説」
 暑さをしのぐ技術として,全国的にじわじわと増えているドライミストです。京都駅の通路にも登場しました。写真では,ミストを撮影するのは困難なのですが,右下の全般的にぼやけた感じはミストによります。ノズルから射出する部分も白く見えてますよね。