学生レポートその後

松原です。
 環境心理行動学のレポート課題は,少しスケジュールを遅らせることになりました。今年度から環境デザイン実習Vが必修となり,その提出日と重なるからです。科目担当者としては軟弱とのそしりも受けるかも知れませんが,強硬路線ではなく,現実路線を選択しました。第二次エスキスあるいは調査票が提出されましたので,本日は,授業時間を使ってスクリーンでしめしでコメントをしました。ある学生の感想には,「アイデアを考えるのが苦手なので,自由度の大きい課題は苦手です」と書かれていましたが,僕としては,エスキスのひな形をしめすなど,かなりのモデルチェンジをして取り組んでいます。背景・目的の文章,予想される結果などのひな形を示すことで,文献を検索して,それなりのレベルのものを提出してくる学生をみていると,本当に無限の可能性をもっていると感じます。同時に教員の責任の重さを感じます。自由度の大きさがしんどい,という学生には,一定のひな形を示すことを加えれば伸びる,ということです。
 また,本日は顧問をしている「京炎そでふれ! 彩京前線」の決起集会に参加しました。昨年のオリジナルバージョンは平家物語をテーマとしていたのですが,今年は「自然」がテーマです。今年もヒマではないですが,京都学生祭典,なからぎ祭,NFなど可能な時には応援に行こうと思っています。下手な動画撮影にも挑戦しようと。以前と異なって,サークル活動を評価するのは,2回生がこれだけの集団を率いてレベルの高い活動をしていることに気づいたからです。この意欲とエネルギーを学習・研究にもむけてもらうためにも,「彼らの生態を間近で観察してみたい」という好奇心でもあります。


 6日の日曜日には,生気象学会の熱中症予防指針検討委員会が開催されました。被服学の薩本先生の講演の場面です。