センター試験で冷や汗をかいたこと

松原です。
 今年度のセンター試験が始まりました。受験生のみなさんにとっては,人生の大きな試練ですね。僕は,今年は監督等を外れているので,自分の仕事をしていました。
 何年も前で,もう時効だと思うので,センター試験の経験について一言。大学教員にとってリスニング試験の監督ほど神経をすり減らすものはありません。その年は,試験会場の責任者でしたので,毎時間,マニュアル通りに受験生への指示をよみあげる係でした。ご承知のようにリスニング試験は一日目の最後なので,監督陣も結構疲れています。受験生一人1台の機械の調子に問題ないか,騒音がどこかで発生しないだろうか,などと試験開始前の緊張が続いていました。試験開始時刻がせまり,「解答始め!」と発声しようと待機していた時,30秒前くらいだったでしょうか,突然,コンコンコン...という音が響いてびっくりしました。しばらくして,ピンポン球を落とした受験生がいたことがわかりました。開始予定時刻の10数秒前くらいでした。もし,そのまま予定通りに「解答始め!」と発声していたら,おそらく,他の受験生のクレームなどで,再試験になっていただろうと思います(そうなると,終了まで長時間を要します)。幸い,事前の予習で,開始時刻は5分単位で遅らせられることを知っていましたので,「5分後に開始する」という判断をして,事なきをえました。その受験生が,なぜピンポン球を持ってきていたのか等は,謎ですが,今でも,時々思い出して,冷や汗をかいています。受験生のみなさん,試験会場に,ややこしいものは持ってこないで下さいね。では,志望校の合格をめざして,明日も頑張りましょう!
 

 「写真の解説」
 散歩中の保育所の幼児のかぶっている帽子が可愛らしくて,撮影してみました。夏の日射遮蔽にも効果的ですね。