土曜日の補講(2)

松原です。
 本日の補講は,2回生の必修科目「建築環境工学I」なので,出席率もまあまあでした。本日は「建築設計資料集成 環境編」の一部を配布して,パッシブデザインの部分や実例の紹介をしました。「試験が終わって単位がもらえたら終わりの科目」ではなく「常に意識してしまう科目」であるために,です。本日の感想は以下でした。2コマ続きはしんどかったのですが,元気の出る感想を書いてくれました。戸田先生のエールもあって,昼食が美味しくいただけました。
 「今日の授業で,外部条件が大きく変化しやすい日本に住む僕たちは,様々な建築的な手法で,その変化に悪影響を受けないような生活をしていかないといけないと感じたし,そのためにパッシブデザインを考えていくことは,非常に大切なことだと思った。」「私は設計課題の中で採光や通風,日射などのことを考えながら設計することが苦手だが,学問的にその方法を知り,デザインに活かせたらいいなと思った。パッシブデザインを意識して生活の中で探してみようと思うきっかけになりました。」「...特に感じたことは,デザインというのは,必ずしも設計者の発想力(センスのようなもの)だけでなく,こういった環境への配慮,熱や風の使い方などそちら側からのアプローチでも設計が可能であるということだ。私は,何とか良い形はないだろうかと色々考えて作ろうとするタイプであったが,最近それだけでは苦しいこともあった。新しい観点を持って,これからは多面的な考え方を持てたら,と思う。」「日本建築の原則に書かれていることは,ごく基本的なことのように感じた。これくらいのことは意識して住宅の課題に取り組むべきだった....。」


 少し前ですが,今年も華道部のあじさい展がありました。学科の関係者の作品です。