採点2日目

松原です。
 一昨日の「山の日」が祝日になったので,連休ムードが漂い,この週末のキャンパスは余計に寂しくなったような気がします。以前の反省にたって,授業関係の課題を終えようという土曜日でした。「環境心理行動学」は,レポートの課題を終えた段階での感想を求めましたので,7/21とは異なったニュアンスの意見を読むことができました。次年度に向けての授業改善に使える内容と,自身への励ましになる内容とがあります。
 「環境心理行動学では,建築環境や周りの環境が人々にどのように影響を与えるか,どのような環境が人々に快適という心理効果を与えるかを勉強した。人と建築との間の環境から,人と人の間の環境まで幅広く学ぶことができ,とても内容の濃い講義であった。...普段は何も考えず生活してきたが,この課題が出てからは,何事に対しても,何か問題点はないか,自分の興味のひかれることはないか,を意識しながら生活を送ることは,今までとは違う感覚で生活を送ることができた。...これからも,周りのことに興味を示し,疑問を持ちながら生活をし,何かを発見することができたら,またアンケートを作成して調査を行い,自分の仮説と合っているのか,また違うのか,なぜちがったのか,を考えていきたいと思う。」と研究者をめざすかのような感想もありました。「この授業では,自分が設計課題で考えていなかったような,人間の考え方やモノの使われ方,人間が感じる心理について楽しく学べたと思います。...これらのことについて考えながら,また,配慮しながら建物を設計していくことは,本当に大切なことだし,これからの設計には欠かせないことだと思うので,この年代でそのような重要なことに気づくことができたのは,本当にいい経験になったと思います。」「授業では,今まで持っていなかった視点からデザインにアプローチする方法を学び,毎回の授業が面白かった。」数年前の感想には,「1回生配当の必修科目にすべきだ」というものもあったのですが,設計志向の学生ほど,こういう感想を寄せてくれるのは,それなりの手応えなのだと思っています。


 1号館前の緑のカーテンです。7/20の写真と比較すると成長していることがわかりますが,日射遮蔽という意味では,少し物足りない印象です。ゴーヤの実は熟してオレンジになっていました。