科学英語演習+特別勉強会

松原です。
 昨日19日は,午前は科学英語演習の第1回目,午後は,特別勉強会の第1回目でした。
 英語の教材は,J. Env. Psychol.(環境心理学雑誌)の最近の号から,吉岡さんが選んだ,Place Attachment(場所愛着)に関するものでした。じっくりと英文論文を読むというのは,教員にとってもよい勉強になります。一人で読んでいると,ついつい先を焦って,浅い読みになるからです。複数名で,ああだ,こうだ,と意見を出し合うことに大きな意味があります。
 昔話ですが,1991年度のゼミでは,M1が2名,4回生が5名でしたが,Lang,J. "Creating Architectural Theory"を輪読していました(訳本である,「建築理論の創造」がまだ発刊されていませんでした)。

 午後の勉強会も,担当は吉岡さんで,「アフォーダンスについて」でした。Gibson,J.J.の「生態学的視覚論」の一部と佐々木正人先生の論説を教材にしています。3回生の環境心理行動学でのレジュメと同じような部分もあったのですが,教員が期待するほど記憶に残っていないようで(泣),よい勉強になったようです。
 院生・学生が勉強する前向きな姿勢を身につけるという意味では,教員が一緒になって,原著者の文章を追いかけることは有意義だと思います(今回は訳本を使用しましたが)。そのうち,院生・学生だけの自主勉強会が立ち上がるかなあ,と期待をしています。