ゼミ配属の話題

松原です。
 8日に開講しましたが,僕自身は,11日(月)に大学院「建築環境学特論」,12日(火)に「環境心理行動学」(3回生),本日13日(水)に「建築環境工学I」(2回生),明日14日に「人間環境工学」(4回生)と続きます。
 昨日の環境心理行動学の後で,ゼミ配属の条件,提示科目の成績などの質問がありました(僕のゼミでは,昨年までとは異なる科目を提示したので,疑問を感じたようです)。「成績で決まるのか,話し合いなのか」と気になっているようです。学科全体のルールはガイダンスと今後のゼミ説明会で公式説明がなされるのですが,僕の個人的な感想を述べておきます。数年前まで,長らく話し合いで決めてほしいと考えてきた理由の一つは,自治能力を高めるためにも相談・話し合いでうまくやってほしいという精神です。「この人は,進学してこのことを研究したいと考えている」とか,「あの人はいつもあんなに努力しているから」というように,相互の配慮をしながら,集団の意志決定をしていくことを促進するのは教育的である,という考えです。また,「教員の側から学生をスカウトすることは避けたい」,という気持ちもあったと思います(それを美徳と考えていました)。しかし,現実には,僕たちの期待する話し合いにならず,「自己主張をしあうだけで,話し合いになりにくい。声の大きい人・強引な人の意見が通りやすい。」という状況もあるようなので,「だったら,成績で決めるほうが公平ではないか」という方向にきたのだ,と感じています。もちろん,目標や価値観,行動様式などのマッチングを向上することが重要なのは言うまでもありません(そのために,ゼミ説明会を早めたわけです)。
 僕自身は,研究室のアドミッションポリシーを早めにHPにアップしようと考えています。なかなかHPの更新が追いついていませんが,こういう情報を整理することが,大切だと感じています。ヒマだからブログの更新をしているわけではなく,ブログの内容にアドミッションポリシー,研究室としての価値観の一部でも発信することが,教育を改善したり,研究を進める上で有効だと考えてのことです。少なくとも,教員が院生・学生に何を期待しているのか,は,知っておいてほしい,と思っています。僕が院生・学生に期待していることや考えていることが「自分に合うのではないか」とは思う積極的な人は歓迎したいです。
 体育館と5号館の間にある桜です。淡いピンクと白と緑の組み合わせが目にとまりました。