2011建築学会近畿支部発表会

松原です。
 17日は学習ゼミでしたが,前半は久しぶりにゼミ運営全般の議論をしました。後半は,藏澄先生(椙山女学園大学)に来ていただき,体感温度指標のお話しをしていただきました。前回は,あまり時間を十分にとれなかったのですが,今回は,ETFに関して,ひととおりの説明をしていただきました。どこまで理解できたか,は個人差があると思いますが。昨年度までは,学習ゼミで「快適な温熱環境のメカニズム」(空気調和衛生工学会)の学習をしていたのですが,今年度は,統計・多変量解析を先にやっているので,体感温度に関する勉強は少し不足しているのです。4回生は,「人間環境工学」で,英文で体感温度のテキストを読んでいるので,タイミングとしてはよかったと思います。
 さて,建築学会の近畿支部研究発表会が18日(土),19日(日)の2日間,大阪で開催されました。環境工学は今年は日曜日で,研究室からは宮川さんのみの発表でした。全国大会では,心理生理分野のセッションだけでも70−80題程度の発表があって,それなりの議論ができるのですが,支部では,心理生理の演題が少ないので,やや不満ではあります。これは教員のぼやきであって,院生にとっては,非常によい教育の場であることは確かです。心理学,建築計画学が多いMERAと,環境物理系が多い近畿支部の両方を経験することで,周辺領域の広がりを把握できると言ったところでしょうか。


発表会場の大阪工業技術専門学校は天満橋にあります。OMMビル前のモニュメントです。