論文投稿

松原です。
 年末に,宮田さんが作業をしてくれた論文の投稿をやっと終えました。集中できれば2〜3日で完了したかも知れなかったのですが,とにかくポストに投函して,ホッとしました。結局1年越しでした。今後は,院生の在学中に掲載決定にいたるようなタイミングで投稿することを目標とした研究指導が課題です。学生・院生にもそういうポリシーを伝えることが重要です。

 さて,新聞・テレビ等では,3/11から1ヶ月ということで,震災・原発を振り返る情報がたくさんあります。本日の余震もかなり大きかったようです。そのような中で,岩波書店は,雑誌「世界」「科学」の論文の一部を無料公開することを,「岩波書店にできること」として実施しています。先日新聞で見ましたし,柴田さんからも教えてもらいました。日常の仕事の中で,この論文をじっくりと読むことはなかなか困難なのですが,学者としての貢献は,こういう情報を的確に把握して,研究の方向性をきちんと考えることなのではないか,と思いました。そういうことを考えさせてくれる岩波書店の姿勢は,評価されてしかるべきだと思います。

http://www.iwanami.co.jp/company/index_i.html