研究室での先輩と後輩

松原です。
 昨日22日は,建築学環境工学本委員会と心理生理運営委員会に出席するため,東京に出張しました。21日は台風の影響で,新幹線にも遅れや運休がかなりあったのですが,21日24時頃の運行状況には,「22日は始発から平常運転の予定です」と書かれており,日本の新幹線の技術力のすごさを感じました。技術も大切だ,と改めて思いました。
 さて,昨日の遅れを取り戻そうと,本日出勤すると,白澤さんと渡邉さんが所在表を前にして,何やら書き込んでいます。昨年,桑野さんが「3回生も来てね」という主旨を書いていたのですが,やはり4回生にとってはどんな後輩がくるか,興味津々のようです。「3回生がきたら,こちらの部屋にも来て欲しいので,そのように伝えてもらえませんか。お茶をするくらいですが...。」という主旨のことを言われました。そういえば,昨年は面談に来る人も限られていたので,僕が院生・学生室に案内して紹介していたのですが,今年は,最初の2-3名を案内しそびれたので,「不公平になるかも知れない」と思ってその後も案内をしていませんでした。「先輩を訪ねて意見を話を聞くようにするとよいですよ」,と言ってはいましたが,僕につれられていくのと,自分でノックするのでは,大きく異なるようです。なので,彼らの意図を汲んで,すでに面談に来た人にはメールで連絡をしておきました。先輩が後輩を気遣い,後輩は先輩の助言を受けようとする,そんな関係ができるとよいと思います。研究室メンバーの間でのよい意味での上下関係をどのように築くか,も研究室運営上の課題だと思っています。キャリアの長い院生・学生は後輩に対して指導的な言動ができる,ということは重要だと思うのです。これまで,あまり考えていなかったことを,考えるようになった,と感じています。教員としてよい方向の変化であればよいのですが。もちろん,院生・学生が自主的に意識して行動するのがベストなのですが,大学教員の仕事として自覚をする必要を感じているということです。
 以前は,とにかく研究を進めるべし,論文を投稿すべし,と力むばかりだったなあ,と少し振り返る気持ちになっています。とはいえ,自分の持てる能力を出し切って頑張ろうという気持ちは大事です。そろそろM1の科学英語演習のテキストも決めなければ,と思っています。


 大阪梅田にある専門学校,大阪モード学園とHALの建物です。ファッション性という意味では,面白いのでしょうね。中には入ったことがありません。