2012年度入学式

松原です。
 本日,入学式でした。1040〜コンサート,1100〜式典です。
 渡辺学長の2回目の式辞ですが,ヘーゲルの引用が長くやや難解な印象もありました。ただ,最近の学生が自らを「生徒」とよぶことを戒められたこと,本学の学生は授業への出席はよくまじめだが,自宅学習の時間が十分ではないので,自らが学ぶ姿勢をもっと強めて欲しい,という主旨を語られたことは,たいへんに良かったと思います。4回生・院生に対して「もっと勉強時間・研究時間を確保しましょう」と言うことは,僕の責務だと,当然のことを認識しました。学部生・院生の入学生の宣誓を聞いて,教員も初心を大事にしようと感じたとは収穫でした。

 さて,昨日の雑談の続きです。クラシックの動画を聞いたり見たりして気分が良ければよい,知識が乏しくてもよい,という話ですが,弦楽器ではヴィオラ・ダ・ガンバの曲も時々聴きます。中世の曲はメロディーも単調で,しかもこの楽器は音が小さいので,最近の音楽と比較すると退屈(?)ですが,癒されるというか,なんとなく気分がよいのです。POPSでも,何となく楽しいから聞くわけでしょう?


「写真の解説」
 入学式・卒業式は京都コンサートホールで開催する「演奏会」として位置づけられています。本学オーケストラが大活躍ですが,実は学生だけではなく教員もステージに上がっています。今年は,オーボエの佐藤(健)先生(食保健学科)とトランペットの椿先生(生命分子科学科)の姿が見えました。「式」という文字の下あたりです。お二人とも普段は実験用の白衣やカジュアルな服装の第一線の「研究者」ですが,ステージで演奏する「音楽家」の姿も格好良いです。左上の旗は,京都府京都府立大学のものです。