ゼミを振り返っての反省会

松原です。
 15日の卒業研究発表会の翌日16日が定例の研究ゼミだったので,今後の計画・スケジュール等の議論に加えて,4回生の1年数ヶ月を振り返っての感想を聞きました。「今までは受身だった学習が、4回生として研究したり他の人の研究を知ったりする上で疑問点や批判的に見ることができなければゼミでの発言もできないので、そういったところが成長したのではないかなと思う」というのが最初の発言でした。また,「自分から探究心をもってすごしていくことがこの研究室では大事だと思う。」「いろいろなことに興味や疑問をもっていくことは大切だと思う。研究や毎日の生活の中で疑問をもっていくことは大変だと思うが。」と続きました。また,3回生への助言としては「やるべきことは,早めにやりましょう」ということが一番重要だったようです。3回生の感想として「卒論発表を見ていると,(あまりに立派なので)自分が1年後に同じことをしているところが想像できませんでした。」というものがありました。それに対して「自分が変わったのを感じたのは就活の時で,ある段階で『やらないで悔いるよりはやって悔いる方がよい』と考えるようになったことが大きい」と言った4回生もいました。
 昨年から,このようなミーティングをするようにしましたが,少しでも本音に近いところを聞けることで,また,次年度の教育がよくなるだろうと思います。今回,一番の収穫は,教員が意識して発信していることを4回生が受けとめていることを確認できたということです。探求心を持つこと,とか,いろいろなことに興味や疑問を持つこと,という言葉が彼らの口から聞かれたことはうれしいです。
 院生未満は相手にしない,で日々過ごしている教員もおられるかも知れませんが,学部学生の教育が院生の研究の基礎学力にもなるのだ,と考えて日々精進しているつもりです。

 携帯スタンドを,もう少し正面から撮影してみました。顔がよく見えます。