第51回生気象学会大会

松原です。
 表記の学会に参加して昨日帰りました。
 今回は,柴田先生,北村さんの発表がありました。また,シンポジウム「東京の真夏の気温を1℃下げるには?」という企画があり,その中の2日目のセッションで,僕も報告をしました。堀越哲美先生(名古屋工業大学)が企画をされた部分で,渡邊慎一先生,長野和雄先生と3名です。体感温度のことは,お二人が報告されますので,僕は,環境に配慮する行動を促進することで,都市を涼しくできるはず,という観点からの報告でした。TOKYO FMのCooool Musicの調査も初めて学会の場で報告をしました。
 2日目のランチオンセミナーは,大会長の能勢博先生の講演で,インターバル速歩を用いた生活習慣病熱中症の予防に関する長年の研究と社会貢献活動についてお聞きしました。医療費の削減効果も20%程度であるというお話を聞いて,たいへんに効果的な取り組みだと思うのですが,厚生労働省は,地方都市での実践例を国策にするわけにはいかない,という態度なのだそうです。

http://www.shinshu-u.ac.jp/group/jsb51/program/index.html
熟年体育大学リサーチセンター
http://www.jtrc.or.jp/index.html


「写真の解説」
 会場の,キッセイ文化ホールのある「松本」駅の出口です。京都や東京では,多くの国際学会・国内学会が開催されているので,こういうことはあり得ないのですが,地方都市では,あまり大きくない学会も歓迎してくれます。