「....しなさい」

松原です。
 先日から,学生にどう接するか,について,繰り返す言葉がありました。「こんな本があるよ」「こんな研究者がいてこんな論文を書いておられるよ」ということを言っても,反応しくれる人が減ったね」と。僕たちの世代,少なくとも僕は「こうしなさい」とか「答えはこうですよ」ということを言ってはいけない,と思って生きてきたのです。それは大学の教育者として言うべきではない,と。しかし,学生の方は「『こうしなさい』と言われたらやりますけど,先生は『しなさい』と言わないじゃないですか(しなくても許されるのなら,やりませんよ)」という考え方のようです。数日前にまさにこのやりとりがありました。僕の論理は「それをやることがよいとわかっていて,できるのなら,やるのが当然じゃないのですか。できないのならしかたないけど,できるのならしんどいけどやろうと思うのではないですか」というものです。「やらないと(体)罰を加えるよ、ということしかやりません」という人を育てるのが教育だとは思えないのです。そういえば,大学ではなく学校,学生ではなく生徒,という学生が多いのも気になります。自由だけどもっと自律性を持って,勉学に没頭する学生像を期待したいです。ブログに書くことで,多少は効果があれば,と思います。
 先週から集中講義の「生活機器学」で澤島先生(19日〜21日),「生活経営学概論」で黒光先生(26日〜28日)が来訪されました。1日5コマで3日間ですが,1コマ目に専任教員としてご紹介に行くようにしています。
 本日から建築学会(北大)が始まり,柴田さん,北村さん,岡田さん,川崎さんはすでに出発をしました。安保さんは明日,僕は校務等の関係で,明後日出発予定ですが,台風が心配です。
 

「写真の解説」
 頭皮マッサージ器です,馬さんが,僕の健康を気遣ってプレゼントしてくれました。確かに,気持ちがよいのです。頭皮が緊張しているのでしょうね。