大島和夫教授 退職記念講演会

松原です。
 第二木曜日は,研究科の代表者会議があります。代表者会議とは研究科=学部の主任会のようなものですが,部局化した組織では,大学院を基本とした運営がなされるので,わかりにくい命名をしている事柄が増えています。研究科の教員会議(教授会)は第1,第3木曜日で,通常,環境デザインの学科会議も開催されます。なので,多くの教員は第2,第4木曜日の午後は余裕があるのですが,研究科長,専攻主任,学科主任は第2木曜日も会議があるというわけです(ふ〜)。
 さて,本日は表記の記念講演会がありました。定年退職を迎える多くの教員は,「最終講義」という行事を行うのですが,今年の公共政策学部は,3名の定年退職の先生がおられるため,その方々の最終講義を11月,12月,1月の第2木曜日に設定されました。なので,トップバッターの大島先生は,早々と開催されることになったようです(以上は,僕のまったくの推測ですが)。これまでの生活を振り返って思うのは,当面の仕事をこなしていると,こういう行事(他学部,他学科)は欠席することが多くなるので,今後は,可能な範囲で出席しようと考えた次第です。教員にとって最終講義は「一生に一度」ですから,それを聞き逃すことは残念だというわけです。実際,出席してみて,初めて知ることもありますし,出席してよかったと思うことの方が圧倒的に多いのです。講演は,メモに沿って,淡々と進められました。日頃の講義をお聞きしたことはないのですが,おそらく普段と同じだったのだろうと思います。これまで多くの最終講義に出席しましたが,これほど淡々と小学生からの人生をレビューされた方はいなかったように感じます。自分の研究者人生・教員人生を振り返るなかで,日頃見たことの無い涙を見せられる先生も多いのですが。司会の中島先生,学部長の吉岡先生のお話によると,毎日,朝早くから研究室で勉学に励むだけではなく,コピー室の掃除をされていたとお聞きして,頭の下がる思いでした。


 スクリーンが用意されていたのですが,講演会の名称の表示のためで,講演はレジュメをもとに口演をされました。


 賀茂川の紅葉の様子です。