2013環境心理行動学発表会&京町家再生セミナー

松原です。
 昨日27日,京町家再生セミナー「京町家の夏を科学する〜夏を乗り切る知恵と工夫〜」を担当しました。会場は京都リサーチパーク町家スタジオです。通常は大学の講義のように,聴衆のみなさんには机と椅子で聞いていただく形式が多いのですが,今回のように座布団に座って聞いていただく形式にも,次第に慣れてきました。
京都リサーチパーク町家スタジオ
http://www.krp.co.jp/machiya/

 ところで,先日予告をした「環境心理行動学発表会」第一部は,23日(火)3コースに開催しました。準備に手間取ったため,当初9名の発表を予定していたのですが,7名にとどまりました。期限までに発表資料を提出した人は,通常の出席者の8割程度にとどまりましたが,Powerpoint Fileの内容は,なかなか良くできています。また,発表の内容も,僕の予想を上回っていました。「孤独・不安感と部屋の間取りとの関係性」「駆け込み乗車を抑制するアフォーダンス」「大学生の自習環境について」「騒音に対する学生の意見調査」などなど,背景・目的の設定も高いレベルに達しました。今回は,CiNii, J-STAGE, Google Scholarなどでできるだけ原著論文を検索して,参考にするようにした効果が出ています。中には,そういうテーマなら僕の関係した論文を読んでほしいな,というテーマもありますが,今回は,あまり細かいことは言っていません。
 発表4分,質疑3分ですが,的確で簡潔な質問をする訓練も教育の一環である,と説明しました。次回は,30日(火)の補講日の2−3コースです。

「写真の解説」
 「環境心理行動学」発表会の様子です。昨年までは,レジュメを元にしての発表でしたが,今年はできるだけプレゼンソフトを用いるようにしたところ,ほぼ全員がPower PointあるいはKey Noteで作成しました。なかなかのレベルです。