都市・建築デザインのための人間環境学

都市・建築デザインのための人間環境学の表紙

 久々の更新となります。

 この間の研究活動の一つに,日本建築学会編(朝倉書店)の表記書籍の編集責任者の仕事があります。前身の「環境デザインのための 人間環境学」が発刊されたのが1997年なので,四半世紀が経過しました。前回は,複合環境評価の節の執筆を担当しただけですが,今回は,第5章「安全・安心・健康の人間環境学」の責任者および全体の編集責任者でしたので,全体の内容のバランスをとるために苦労をしました。執筆箇所も,複合環境評価の節に加えて,健康の人間環境学」「持続可能な社会の人間環境学」のそれぞれ一部を担当しました。

 まえがきにも書きましたが,建築環境分野では,「環境刺激に対する人間の反応」という受動的な見方を前提とすることが多いのですが,人間はもっと能動的に行動するものだ,という観点を強調している点に,この本の特徴があると考えています。

 

都市・建築デザインのための人間環境学(出版社のHP)

https://www.asakura.co.jp/detail.php?book_code=26651